6年生・7年生のお子様をお持ちの方は、既に学校でこの秋からの数学クラスの振り分け方についての説明があったかと思います。前回でもお伝えしたように、カリフォルニア州ではCommon Core State Standardsを2014-15(今秋)から本格的に導入します。それに合わせて、秋から7年生・8年生になる子どもたちには、それぞれ7th Grade Common Core
Math(CCM), 8th Grade Common Core Math(CCM)のクラスが提供されます。しかしながら、今年の春に振り分けのテストを受け、その結果によってクラスが決定します。
2014年秋から7年生になる生徒
・5月19−23日の間にMiddle School Math Acceleration Test(MSMAT)を受ける
・合格点に達している場合は7年生で8th Grade CCMのクラスに入る。
・合格点に満たない場合は7th Grade CCMに入ることになるが、夏休み中に再度MSMATを受け合格点に達すれば、8th Grade CCMに入る。
・MSMATで合格の生徒はAlgebra Acceleration Test(AAT)を受験でき、合格した場合、7年生でAlgebra 1のクラスに入ることができる。
・このAATも夏に再挑戦ができ、合格すれば秋からAlgebra 1に入ることができる。
2014年秋から8年生になる生徒
・現在Algebra 1またはHonors Geometryを受けている生徒以外は、Algebra Acceleration Test (AAT)を受ける。試験期間は5月19−22日
・合格者は8年生からAlgebra 1に入る。
・合格点に満たない場合は8th Grade CCMに入ることになるが、夏休み中に再度AATを受け合格点に達すれば、Algebra 1に入る。
MSMATとAATは文章題が中心の記入式テストです。英語力と数学力が必要なテストです。
Common Coreになりより生徒が解答を導き出すまでのプロセスが重要視されるようになりました。
8年生でAlgebra 1のクラスに入ることができると、Honors Math Sequenceに入り10年生でAlgebra 2を終了します。上位の大学や理系を目指すためには11年生でPreCal、12年生でAP Calculusを取る必要がありますので、8年生でAlgebra 1になんとしても入っておきたいものです。
また、7年生でAlgebra 1に入れれば、早くからHonors Math Sequenceになり9年生でAlgebra 2が終了することができます。
毎日通う現地校で難しい内容にチャレンジしていることが、子どもたちの能力を高めていくことになります。ぜひ、上位のクラスに入るようにお子様を応援して頂きたいと思います。
参考:MSMAT・AATはIUSD(アーバイン学校区)のHPにサンプルテストが掲載されています。
http://www.iusd.org/education_services/Mathematics.html
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